

スイス時計製造の発祥の地に生まれて
1975年、スイス時計製造発祥の地であるジュウ渓谷に生まれたローマン・ゴティエは、時計の世界と深く結びついた環境で育ちました。両親はともに地元の時計工房に勤めていましたが、彼自身が真に情熱を注いでいたのは音楽とオーディオ機器でした。当初、彼は時計業界での道を歩むとは思われていなかったのです。






1975年、スイス時計製造発祥の地であるジュウ渓谷に生まれたローマン・ゴティエは、時計の世界と深く結びついた環境で育ちました。両親はともに地元の時計工房に勤めていましたが、彼自身が真に情熱を注いでいたのは音楽とオーディオ機器でした。当初、彼は時計業界での道を歩むとは思われていなかったのです。

10代の頃、彼はジュウ渓谷の技術学校で精密工学を学び、設計者を志しました。当初の夢はあくまでオーディオ機器の設計に携わることでした。 しかし、ほどなくして電子工学は自分には抽象的すぎると感じるようになり、学んでいく中で大きな喜びを得られるのは、旋盤を操り、機械の軸などの部品を加工する実践的な仕事だと気づきます。彼はこの実務的な取り組みに心から魅了され、その仕事の質の高さから次第に表彰を受けるようになりました。自分でも驚いたことに、精密機械は彼の情熱となり、こうして時計の世界へと近づいていったのです。


技術学校で6年間学び、兵役を終えたのち、ローマンは時計業界での大手部品サプライヤーで、自動旋盤の技術者として最初の職を得ました。



ジュウ渓谷のルーツ、エンジニアとしての素養、そして部品を製作できる技術。これらを考えると、ローマンはなぜこれまで自分の手で時計を設計しようとしてこなかったのかと自問するようになります。そしてオフの時間には、より野心的なプロジェクトに取り組むようになっていました。 やがて彼は時計の設計を始め、自らの構想を練り上げていきます。当初はささやかな関心にすぎなかったものが、瞬く間に勢いを増していきました。プロジェクトはより本格的なものとなり、ほどなくして彼は明確な目標を掲げます—自分自身の時計を生み出すだけでなく、自らの時計ブランドを築き上げることを。






そしてローマンは自身の時計だけでなく、自らの時計ブランドを築くという目標を定めました。必要となる知識を身につけるため、余暇を使ってMBAの取得に励みました。その修了論文は、彼の時計会社の事業計画書そのものでした。


ローマンは時計師フィリップ・デュフォー氏を訪ね、現代の時計業界において、一人の人間が独力でムーブメントを作り上げられるのかを確かめようとします。その姿に触発され、彼は自らの時計とブランドを生み出すという夢に追求へさらに決意を強くしました。



ローマンの設計と熱意に感銘を受けた会社の上司は、彼がムーブメント部品を開発できるよう、就業時間外に工場の工具や機械を使うことを許可します。ローマンは、夜も週末も休日もひたすらその作業に打ち込みました。

ローマンはル・サンティエに自らの名を冠した会社を設立し、その最初の年のうちに、長らく取り組んできたムーブメント「HM 2206キャリバー」に手作業の仕上げを施し、組み立て作業を行う最初の時計師を雇い入れました。

HM 2206キャリバーはローマン初の時計「プレステージHM」に命を吹き込みました。このモデルは初出展をしたバーゼルワールドで発表され、成功を収めます。スイス高級時計製造のあらゆる特質を持ったプレステージHMは、私たちのヘリテージ コレクションを飾る最初の一本となりました。



時計製造の工房をさらに完全なものにするため、ローマンはCNC工作機械に投資し、製造の専門家からなるチームを作り上げます。こうしてブランドは、完全に自社内でムーブメント開発を続けられるようになりました。



「プレステージHMS」の発表。これはプレステージHMの進化版として、秒表示を加え一部にオープンワークを施した文字盤など、より現代的な美しさをまとっています。



初のチタン製モデル「プレステージHMS ナチュラルチタン」の発表。ハイテク素材を採用し、よりカジュアルなスタイルに仕上げられたコレクション、「フリーダム」コレクションの幕開けです。

ルビーリンクのチェーンとプッシュボタン式巻き上げ機構を備えた、ローマンの革新的なコンスタントフォースムーブメント搭載の「ロジカル・ワン」が発表され、大きな称賛を得ました。これによりローマン・ゴティエは、時計界にその名を刻みました。



「ロジカル・ワン」は、時計界のオスカーとも称されるジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPHG)にて、最優秀メンズ・コンプリケーションウォッチ賞を受賞しました。



「ロジカル・ワン シークレット・ダイヤモンド」(左)が発表され、装飾工芸の匠の技に彩られた唯一無二の時計コレクション、「エクセプション」コレクションの幕が開きます。



生産と時計製造の機能を、ル・サンティエに新しく建てられた専用マニュファクチュールへと集約しました。



「プレステージHMS ブラックチタン」、「ロジカル・ワン ナチュラルチタン」および「ブラックチタン」、さらに「ロジカル・ワン」と「プレステージHMS」の限定エディション「エンレージ」の発表が、当社の「フリーダム」コレクションの発展を確かなものとしました。

高級時計財団(FHH)は、ブランドの高い専門性が「高級時計製造(fine watchmaking)」の企業にふさわしいものであると認定します。こうして私たちは同財団が高級時計製造について初めて刊行した白書のなかで、「コンテンポラリー・ブランド」として位置づけられました。



丹念に仕上げられた自社製キャリバーを備え、両方向巻き上げのマイクロローターと80時間のパワーリザーブを誇る「インサイト・マイクロローター」は、当社初の自動巻き時計です。

ジュネーブで開催された時計見本市SIHH参加への招待を受け、初の女性向け時計「インサイト・マイクロローター レディ」を発表します。マザーオブパールの文字盤とダイヤモンドスノーセットのマイクロローターが、きらめく輝きを放つ一本です。




ブランドのすべてのモデルへ15年にわたって創造、革新、そして技術を注ぎ込んできた結果、これら独自の時計は「レガシー」というコンセプトを導入することによって、スイス時計製造の豊かな伝統に確かな足跡を残しています。


フィンガーブリッジへの現代的なアプローチ。進化する伝統というローマンの哲学を映し出しています。



ローマン・ゴティエは、「C by ローマン・ゴティエ」コレクションで初のメタルブレスレットを採用しました。グレード5チタン製のブレスレットは、モダンかつ洗練された佇まいのなかに、伝統的な職人技を際立たせています。